漫画『ヤサシイワタシ』全二巻を読了。
…読了とか言っちゃってんの、わはは。
でもねえ、思わずそう言いたくなる内容の漫画なのです。
作者は、現在『おおきく振りかぶって』で大ブレイク中の、ひぐちアサさん。
本作品は、おお振りの前に連載していた、一部で名作と謳われてる漫画。
読んでみての感想。
…強烈。おお振りの様なエンタメ要素は、ほぼ無し。コミカルな要素は
あるにはあるけど、だんだんそれすら救いとして機能しなくなってくる。
一巻が第一部で、二巻が第二部といった感じで、この漫画が物凄くなるのは
二巻から。心理学を専攻していた作者さんの本領発揮といったところか、
実体験を元にしている事もあり、台詞回し、展開が、何気ないのに強烈。
難しい言葉を使ってるわけでもなく、特にひねった展開があるわけでも無く。
でも、読後、強烈(三度目)に後をひく。何なんだ、これは。
一、二度読んだだけでは、台詞の真の意味を掴み辛い作りなので(※注1)、
しばらくハマりそう。やらなきゃいけない事あるのに、ああ(汗
万人にオススメは決して出来ませんが、心に残る作品である事は確かです。
Kinder、シナリオ練り直したほうがいいかな、こんな物語見せられちゃあ。
(※注1)台詞が、本当に話している様に綴られているため。
実際の会話って、文章に起こすと解かり難いですよね。あんな感じ。
PR