前回の昭和歌謡から、二つほどピックアップ。
『つぐない』
テレサ・テンの有名な曲。
この曲は、婚約破棄になってしまった男性への『償い』、
不法入国してファンを裏切ってしまった『償い』という、二重の意味があるらしい。
傷心の中で出来上がった、色褪せない名曲。
『氷雨』
ここでは、日野美歌バージョンを。
もともと男性の歌手が歌っていたものを、様々な方がカバーされている歌の様で。
その中でも有名なのが、この日野美歌さん。憂いのある歌詞が、哀愁を誘う。
思ったのは、現代の歌(特にポップス)には、この頃の歌にあった、
『情念』が足りないな、と。それはそのまま、現代人の生き方にも
例えられる様な。今の人達って、どこか生き方に血が通ってない。
特に、人付き合いなんかとか…恋愛も含めて。情念が無い。
現代の歌で、情念を感じられるのは、鬼束ちひろと椎名林檎ぐらいだなあ…。
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